クラリネットのお手入れの仕方

クラリネットを健康的に長く使っていくには、日々のお掃除やメンテナンスが大切になってきます。そこで、普段どんなことに気を付ければいいかチェックしてみましょう。

◆しまう前は必ずスワブを通す

楽器をしまう前や休憩する時などはスワブを通しましょう。組み立てた状態で結構です。スワブを入れるのはタルではなくベルのほうから。ベルから入れたほうが入口が広いので詰まりにくいです。
新品の楽器についてはしまう前だけではなくこまめにスワブを通しましょう。
(15分に1回程度)ちなみにマウスピースも軽くであればスワブを通してかまいません。内側が摩耗しますので決して無理やり通さないこと。

◆キーについた手あかはクロスで磨く

毎回必ずというわけではないですが、キーはピカピカな方が気持ちいいですよね。時間に余裕があるときはぜひクロスでキー磨いてあげてください。
ちなみにキーの黒い変色はクロスでは落ちません。新しいマウスピースに含まれる成分に反応してキーが変色するので、しばらくは楽器ケースに一緒にしまわないようにしましょう。

◆たまには細かい部分のお掃除も

たくさん練習していると、トーンホールに手のあかやあぶらなどのゴミがたまってきたり、キーの隙間もほこりが入り込みます。そういった細かい隙間や穴のお掃除はトーンホールクリーナーを使います。子どもの時に遊んだモールのようなもので、自由に曲げることができます。使ってみると、みるみる真っ黒になりますので、ぜひお試しください。

◆タンポのべたつきにはパウダーペーパーで

たまにタンポがペタペタして気になることがあります。その時にはパウダーペーパーを使うといいです。紙の表面に粉がついており、タンポに数回挟ませるとペタペタした感じがなくなります。

◆年1回のバランス調整

楽器屋さんでのメンテナンスは楽器の使用頻度にもよりますが、普段から部活やレッスンで吹いているのであれば年に1回は調整に出せるのがベストです。と人には言いながらなかなか自分も出せていないのですが…。
リペアから帰ってきた楽器は驚くほど吹きやすくなっています!楽器屋さんに預ける際、予算をあらかじめ伝えておくとその範囲内でやってもらえます。ぜひ面倒くさがらずに調整に出しましょう。

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