音を長くのばしてみよう〜「ロングトーン」について

マウスピースだけで音を出してみよう~アンブッシュアについての記事でアンブッシュアのチェックポイントがわかったら、アンブッシュアに気を付けながらロングトーンをしてみましょう。ロングトーンとは、音を長くのばす練習のことです。

◆まずは解放のソの音でやってみよう

まずは何もキーをおさえない「解放のソ」の音をのばしてみましょう。左手はタルのあたりを持つと楽器がグラグラしません。

メトロノームを4分音符=60以下でかけながら、まっすぐのばしてみましょう。この時に途中で音が消えたり、大きくなったりせずに、最初から最後まで同じ音量になるように意識してみてください。音量はメゾフォルテと書いてありますが、自分が一番吹きやすい音量で結構です。これが基本のロングトーンになります。

図でみる基本のロングトーン

体や腕、アンブッシュアに必要以上の力が入っていないか、不自然な姿勢になっていないかチェックしてみてください。ロングトーンはウォーミングアップですので、これだけで疲れ果てているようではどこかやり方や方向性が違っているということです。

◇ブレス

ブレスは吹き始めの1拍前でテンポに合わせて吸いましょう。これはこれから曲を練習していく準備となります。音を出し始めてからテンポに合わせるのでは曲に乗り遅れますので、息を吸うときからテンポを意識して始める習慣をつけましょう。

◇音階でロングトーン

まだ真ん中のシやドの指を学んでいない方や、音が出しずらい方は無理にハ長調(ドレミファソラシド)をせずに低い音の音階でロングトーンをしましょう。高い音が出せる方は、ぜひいろいろな調でロングトーンをしてみてください。

◇初心者さんにおすすめの音階

①ト長調

②ヘ長調

③変ロ長調

④ハ長調

◆いろんなロングトーンに挑戦

◇拍を増やす

4拍が安定してできるようになってきたら、6拍、8拍、12拍とどこまで長くできるか挑戦してみるのもいいでしょう。メトロノームをかけることを忘れずに。

◇強弱を変えてみる

まっすぐのばす基本のロングトーンに慣れてきたら、強弱をつけたロングトーンにも挑戦してみましょう。

  • p(ピアノ)からf(フォルテ)までクレッシェンド
  • fからpまでデクレシェンド
  • pからfになってまたpに戻る
  • ずっとp
  • ずっとf など・・・

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。